前立腺生検査とは
前立腺は、男性の膀胱の出口で尿道の周りを取り巻く形で存在しています。
前立腺は男性ホルモンによって増殖し、機能を維持しています。
そのような前立腺ですが、前立腺癌は初期には症状が出にくく、症状が出てから受診する患者の多くがすでに進んだ状態で見つかっていました。
ところが最近前立腺癌に鋭敏な腫瘍マーカー(PSA)が開発され、これを検診に利用して早期発見する道が開かれつつあり注目されているからです。
PSAの値は、前立腺肥大症、前立腺炎、尿閉などでも非特異的に上昇しますので、PSA測定の際には注意が必要です。
前立腺癌が前立腺の外腺から発生することが多いことから、これまでは直腸診断、経直腸超音波診断も行われていました。
しかし進行した症例でのみ診断可能で、現在はこれらの検査はより診断を確実にするための補助診断として使われます。
PSA値が20.0を超えるとまずまちがいなく前立腺癌が認められ、さらに高値になると転移が出現すると考えています。
さらに最近は高感度PSAといってさらに低レベルのPSAを測定して、より早期の前立腺癌を見つける試みや、治療後の再燃をより早期に診断する努力も行われています。
前立腺生検査とは、最終的に組織検査(前立腺生検査)で診断を確定することをいいます。
前立腺生検査、がんセンターでは原則として、麻酔下に経直腸エコーを使用し、生検針の位置を確認しながら6ヶ所の部位から前立腺組織を採取してきます。

