前立腺肥大症とは
前立腺肥大症とは、男性特有の臓器である前立腺が肥大する病気です。
前立腺は男性の膀胱尿道の間にある臓器で、精液の一部や尿道の分泌液を作るところです。
前立腺肥大症は70代の男性のうち70%がかかると言われていますが、その全てが治療の対象となるわけではなく、前立腺肥大症の治療対象となるのは50歳以上の男性で、前立腺肥大症の自覚症状のため日常生活に支障をきたす人が対象となります。
前立腺肥大症とは、前立腺が肥大して尿道を圧迫し、尿が出にくくなる病気です。
尿が出にくく、トイレが近い、排尿後にも尿が残った感じがするなどの症状があり、この症状は人によってかなりの違いがあります。
前立腺肥大症の治療は薬物療法が中心となりますが、重症で薬物治療の効果がない場合には尿道から内視鏡を入れて肥大した前立腺の部分を削り取る経尿道的前立腺切開術を行います。
薬物療法で最も多く使われているのがα1受容体遮断薬です。
これは、前立腺内の筋肉を肥大させ、尿道を狭めてしまうα1受容体の進入を防ぐ薬です。
効果のある人には1週間程度で前立腺肥大の症状が劇的に改善されます。
前立腺の機能は男性ホルモンに依存されることが多いため、男性ホルモンを阻害する薬、抗アンドロゲン剤を飲むと肥大した前立腺が萎んでいきます。
そのため、薬物治療では、α1受容体遮断薬と抗アンドロゲン剤併用して使うこともあります。

